黒ウーロン茶や黒ごま、黒ビールなど黒がつく食品が人気ですが、その一つに黒にんにくも挙げられますね。
にんにくと言えば昔から健康に良い食品として有名ですが、黒にんにくはそのにんにくをさらにパワーアップさせた健康食品です。
この黒にんにくが普通のにんにくよりも注目されているのは、抗酸化作用に優れているからです。
抗酸化作用というと、健康食品に必ずと言っていいほど取り上げられますが、効果として黒にんにくにはにんにくの約10倍もの抗酸化作用があると言われています。
抗酸化作用とは、簡単に言うと活性酸素から体を守る作用のことです。
活性酸素は体内で自然に発生するもので酸素が活性化した物質ですが、適量であればウイルスや細菌を攻撃して体を守る働きをしてくれます。
しかし、活性酸素は紫外線を浴びたり喫煙や飲酒でも発生しますしり、睡眠不足やストレスなどによっても発生するため、過剰生成されてしまいます。
すると体に害を及ぼすものだけではなく、正常な細胞まで攻撃し始めるのです。
細胞はダメージを受けると機能が低下したり、破壊されて再生出来なくなり、体内はどんどん酸化(錆び)して老化したり病気が発生してしまいます。
人間にはもともと活性酸素の働きを抑制する抗酸化力がありますが、この力は加齢や不規則な生活習慣によって低下するため、活性酸素に負けてしまうのです。
抗酸化作用は衰えた抗酸化力をサポートして活性酸素を除去してくれるので、健康な体やトラブルのない肌を手に入れる効果が黒にんにくに期待できます。
抗酸化作用を持つ物質を抗酸化物質と言いますが、抗酸化物質は野菜や果物に多く含まれています。
しかし、現代は活性酸素を発生させる要因がたくさんあり、普通に抗酸化物質を摂取していても活性酸素を取り除くことはできません。
黒にんにくなら、抗酸化作用が高いことで有名なポリフェノールなど高酸化物質よりも優れた抗酸化作用を持っているので、効率よく体内の酸化を防ぐことができます。
だるさや倦怠感、頭痛や肩こりなど原因不明の症状は酸化が原因とも考えられるので、黒にんにくの効果・抗酸化作用で改善していきましょう。